2009年11月8日日曜日

涙で前が見えなくて。




涙と一緒に、沢山の事がみえなくなって。



どうして?なんで?







きっと、今まで自分が築き上げてきた器では全然足りなかったんだね。



あまりにも突然のことで、いっぱいいっぱい溢れでちゃったんだ。





『なっちゃん、辛かったのによくいってきたね。偉かったよ。よく頑張ったね。』



そういって、うっすら目に涙を浮かべながらそっと肩を抱きしめてくれたお母さん。



あの時のお母さんの温かさ全部を今も忘れない。



お母さんの体温も心の温かさも。





25歳の冬。





大きなモノを失った代わりに、すごく大切なモノに気付いた25歳の冬。





冬が近づくと、冬を感じる季節になると、あれからいつも思い出す。





あれから三回の冬を越えて、また今年も冬がやってくる。





今の私が原点に返る季節。



25の冬から、私にとって『冬』はそんな季節になった。





雪が全ての音を吸収し、ただただ静かな暗い夜の銀世界。





今年もそんな季節が少しずつ近づいてきているんだね。

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